フィリピンの可能性 〜日本と比べながら考える〜

人口減少の日本と人口増加のフィリピン。両国を比較しながら、フィリピンの経済成長や不動産市場の魅力をわかりやすくまとめました。
こんにちは、JAPANVISION代表の家田です。
今回は「フィリピン」という国の可能性について書いてみます。
最近よく耳にする「海外投資」や「資産分散」。でも、いざ自分のこととして考えるとちょっとハードル高いですよね。
僕自身も最初はそうでした。「海外?不動産?なんだか怪しい…」と。
ただ、ちゃんと数字や事実を見てみると「日本と比べると、こんな違いがあるのか」と腑に落ちる部分が多かったんです。
ここではできるだけシンプルに、日本との比較を交えながらフィリピンの今と可能性を整理してみます。
日本とフィリピンの人口の違い
まず一番大きいのが「人口の流れ」です。
日本はすでに人口が減り始めていて、平均年齢も49歳を超えています。働き手は減り、高齢者は増える一方。これってもう誰もが知っている現実ですよね。
一方のフィリピン。人口は1億1千万人を超え、平均年齢は24歳くらい。若い世代が圧倒的に多い国です。
日本とフィリピンの人口比較(2024年推計)
- 日本:1億2,300万人(減少傾向/平均年齢49歳)
- フィリピン:1億1,400万人(増加傾向/平均年齢24歳)
人口が増える国では、住む場所・学校・食料・サービス、すべてに需要が生まれます。
逆に人口が減る国では、どうしても「余っていくもの」が増えやすいんですよね。
経済成長率を比べてみる
日本の強みは「安定感」です。ただ、経済成長率でみると最近は1%前後。大きくは伸びにくい状況です。
フィリピンはというと、ここ10年以上、平均で6%前後の成長を続けてきました。もちろんコロナで落ち込みましたが、その後の回復も早かった。
実質GDP成長率の推移(2010〜2023年)
- 日本:横ばい(0〜2%程度)
- フィリピン:安定して5〜7%を記録
理由は、若い労働力、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング=コールセンターや事務処理業務の外注)の拡大、海外からの投資。
英語が公用語という強みも大きいです。
不動産市場の状況
日本の不動産は「東京・大阪など大都市は堅調/地方は需要減少」という二極化。人口減が背景にあるので仕方ない部分です。
フィリピンではマニラ首都圏を中心に住宅需要が伸びています。特に若い世代の「マイホームを持ちたい」というニーズや、海外で働くフィリピン人が仕送りで住宅を購入する動きが強い。
マニラ首都圏の住宅供給と需要推移(2015〜2023年)
- 供給戸数:毎年増加
- 需要:中間層の拡大に伴い高水準で推移
これは単なる投資マネーではなく、実際に「住む人がいる」需要に支えられている点が大きな違いだと感じます。
文化や距離感
フィリピンは日本から飛行機で4〜5時間。アジアの中でも近い国です。
さらに、親日的な国としても知られ、日本企業の進出も多い。コンビニやショッピングモールで日本の商品を普通に見かけます。
もちろん課題もあります。渋滞やインフラ格差、所得格差など。でも、それを解決しようとする政府や投資が入っているのも事実です。
課題があるということは、裏を返せば「伸びしろ」でもありますよね。
日本とフィリピンの違いから見えるもの
ここまでの話を整理すると、こうなります。
- 日本:安定しているけれど人口減少と低成長
- フィリピン:課題もあるけれど人口増加と高成長
どちらが良い悪いではなく、性質の違いです。
もし自分の資産や将来を考えるなら、この「違い」をどう組み合わせるかが大事になるんじゃないかと思います。
一緒に現地を見に行きましょう
ここまでフィリピンの可能性を、できるだけフラットに書いてみました。
僕自身、最初は疑いながら調べて、現地を見て「なるほど」と思ったタイプです。
数字や事実だけでなく、実際に行って肌で感じることも多いです。
人の雰囲気、街のエネルギー、若い世代の勢い。こればかりはデータだけでは伝わらないんですよね。
なので、機会をつくって皆さんでぜひ一緒に現地を訪れてみたいと思っています。
「百聞は一見にしかず」。一緒にフィリピンの可能性を見に行きましょう!